2013年11月21日木曜日

【№11】離職率10%前後は、多い?少ない?

当施設職員の離職率はこのところ約10%、介護職に限っては約8%前後で推移している。特養・ショートステイ部門に配置されている介護職員は約100名ほどだから、1年の間に10名前後の方が離職するというのは介護保険施設の平均離職率が20数パーセントといわれている現状にあっては、少ない方かもしれない。結婚・出産等が控えている若い女性が主力の介護現場であるだけに、若干の離職者は致し方ない。ただ、私としては、この数値を限りなくゼロにしたい。近年はやらない言葉となった感もある終身雇用とまではいかないにしても、10年・20年勤め続けることのできる魅力のある職場、誇りの持てる仕事にしたいと思っている。そのために必要なことは何。給与水準? 公休数? 介護職として誇りを感じることのできる専門性? 職員同士の連帯感? ご利用者・ご家族との間に醸成される信頼感? 必要にして十分な職員数? いやいや、そのすべて? うーん、難しい。でも、これらを一つ一つ実現してゆかなければ、飛鳥晴山苑の未来はない。特養としての期待される役割を果たせない。そう思うばかりで、空回りする自分にいらだちながら、窓から下瀬坂を行き来する方を眺めることの多い毎日です。