2020年7月13日月曜日

【№45】密、密、密!に想うこと

  差し出された手から伝わってくる心地よい感触みつめる柔らかなまなざし、耳元届くふんわりとした言葉、肩と肩触れ合う温もり。これまで大切にしてきたことの一つひとつが、密、密、密! 私共、介護の仕事たちの普通の暮らしは、つまるところ密着、密接、密集包まれこそ成り立っていたのだということを無残にも思い知らされるコロナ禍の毎日。みな様はいかがお過ごしでしょうか。顔を背けあっての入浴のお手伝い ソッポを向きあってのお食事? アクリル板越しお話 耳元にはいつも、はダメ、密はダメ、密はダメ! の声が呪文となってさまよってるのでしょうそのに呪縛され、おののき時に自粛の視線あらがってなものへと踏み出さざるを得ない介護の現場に、しり込みしながら立ち向かっている。でも、不安に後ずさりすることもありますよね。これがコロナウイルスなるものに翻弄されている介護施設の現在。砕け散る大波も、いつかはさざ波になる。人はいつだって、災厄と折り合いをつけて、平穏を取り戻す。そうですよね。そう信じていますよ。 

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