元号が令和に変わっての、はじめてのお正月。おめでとうございます。
さて、私ども特養では数年前から“持ち上げない、介護”に取り組んでいます。ベッドから車椅子へ、浴槽へ、トイレへ。毎日、何回となく、ご利用者を持ち上げる。介護職員は、ご高齢の要介護高齢者を“よっこらしょ”と、持ち上げるのがていねいな介護。当たり前の介護。そう信じて、仕事に向き合ってきましたが、その結果、当然のこととして、何人もの介護職員が腰痛持ち。やりがいのある、大好きな仕事を泣くなく離れざるを得なくなる。そんな残念なことも。これはなんとかしなければと、遅ればせながら取り組みはじめたのが”ノーリフティング・ケア“。持ち上げない介護。身体の使い方や持ち上げ方を研究し、使いやすく、ご利用者にも満足していただける安全な機器をそろりと導入。そのささやかな成果を、11月、ノーリフティング推進協会の全国大会で発表したところ、それがなんと、最優秀賞。残業もいとわず、準備してきた担当職員の苦労が一気に報われた気分。参加した職員全員、期せずして大きな喚声! 喜びすぎ? いやいや、この賞を励みに、これまで以上に安心・安全・やさしい介護現場をつくってゆきますよ。そんな決意も新たに、令和2年に突入です。
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