2015年10月7日水曜日

【№27】敬老の日に想うこと……

今年も、敬老の日をはさんで、特養の各ユニットでも、デイサービスのフロアでも、毎日のように、お祝いの会が開かれています。白寿を迎えた方の笑顔、卒寿の方の即妙なあいさつ、喜寿の方のていねいなお言葉……。賀寿者の方は特養で33名、デイサービスでは23名。お祝いの会を楽しまれているお姿に、この1年がなんとか平安であったことを実感いたします。この季節、耳を澄ましますと、どこか遠くから、懐かしいお囃子が流れてきます。近くの街で、秋祭りが行われているのでしょうか。はるか昔、どなたも幼かった頃、こども神輿が辻つじを巡り、おうちの玄関先で獅子が舞い、笛の音が心躍らせます。お茶の間からは、そのお家のお年寄りの元気な手拍子が聞こえてきます。お年寄りを囲むように、家族のさんざめき。そんな光景が、目に浮かびます。お集まりいただいた、賀寿者の方々のお心の中にも、そんな思い出に満たされているのでしょうか。元気だった頃、にぎやかだった頃を思い出していただき、これからの毎日を存分に楽しんでいただきたい、と願っています。

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