2014年5月15日木曜日
【№15】おむつゼロに向かって、少しの前進が
25年度、特別養護老人ホーム部門では、ご入所者(平均年齢88歳)の平均要介護度は24年度末の4.3から25年度末には4.2に改善した。ささやかとはいえ、昨年4月以来取り組んできた自立支援介護の方向性が確認できた数値と考えている。そのために強化した歩行訓練では入所時、まったく歩けなかった方が半年ほどの繰り返しの訓練の結果、施設内の100mほどの廊下を楽しそうに歩けるようになったり、時に近くのコンビニまで歩いて買い物にという姿もちらほら。また水分摂取量の増加や下剤投与の削減、食物繊維摂取の適正コントロール等の試みの結果、日中のおむつ着用率も25年度当初の95%から年度末には69%にまで下がってきた。ご自分の意志で(力で)トイレまで歩行し(介助は必要だとしても)、トイレという密室で遠慮なく用を足す。誰しもの当然の願いが少しずつ実現しはじめている。おむつの使用をゼロにする(全員がトイレで用を足す)。若い、健常の方にとっては当たり前のことだが、お年寄りの尊厳にとって、このことははかり知れないほど大きい。この思いが通奏低音となって自立支援=介護度の小さな改善の背後に流れている。飛鳥晴山苑に入所すれば、元気になる。明るくなる。笑顔が増える。そう思っていただける介護に新年度、なお一層力を注ぐつもりである。
2014年4月9日水曜日
【№14】介護職員の悲鳴?!
ご利用者やご家族の要望で一番多いのは、なんと言っても、職員の数をもっと多く、ということだろう。152名定員の飛鳥晴山苑(特養)には、介護職員を常勤換算で基本的に77名配置している。介護保険法が定めている基準(入所者3名に対して介護・看護職員を1名)では、介護職員を47名、看護師を4名以上配置しなければならないとされているので、当施設は介護職員を30名(1.6倍)も多く配置していることになる。
それでも、現場は火の車。排せつ介助、入浴介助、食事介助、移動介助、見守り、徘徊、転倒、体調管理などなど、仕事は山のようにある。笑顔で黙々と働く介護職員の心中には、悲鳴がこだましている。国保連から支給されている介護報酬は、3対1を基準にしているので、過剰の30名分は、基本的には施設側の負担となる。施設の会計からも、悲鳴があがる。悲鳴と悲鳴が交錯している、というのが特養という現場のありていな姿なのである。
過剰と書いたが、本当のところは過剰ではない。むしろ、まだまだ少ないと、私自身もそう思っている。まして、当施設ではオムツの使用を極力少なくし、「排尿・排便は基本的にトイレにご案内する」などの自立支援に力を注いでいる。ますます人の手がかかる。利用者、職員、管理者の間にこだましている悲鳴が、いよいよ絶叫にならないように、特養は、ひいては介護保険制度は、いよいよ正念場を迎えているように感じる。手をこまねいているわけにはいかない。ちょっと前のテレビドラマの「きめ台詞」のように、解決のカギは現場にある。踏みとどまって現場で解決するしかない、と改めて感じる年度始めである。
それでも、現場は火の車。排せつ介助、入浴介助、食事介助、移動介助、見守り、徘徊、転倒、体調管理などなど、仕事は山のようにある。笑顔で黙々と働く介護職員の心中には、悲鳴がこだましている。国保連から支給されている介護報酬は、3対1を基準にしているので、過剰の30名分は、基本的には施設側の負担となる。施設の会計からも、悲鳴があがる。悲鳴と悲鳴が交錯している、というのが特養という現場のありていな姿なのである。
過剰と書いたが、本当のところは過剰ではない。むしろ、まだまだ少ないと、私自身もそう思っている。まして、当施設ではオムツの使用を極力少なくし、「排尿・排便は基本的にトイレにご案内する」などの自立支援に力を注いでいる。ますます人の手がかかる。利用者、職員、管理者の間にこだましている悲鳴が、いよいよ絶叫にならないように、特養は、ひいては介護保険制度は、いよいよ正念場を迎えているように感じる。手をこまねいているわけにはいかない。ちょっと前のテレビドラマの「きめ台詞」のように、解決のカギは現場にある。踏みとどまって現場で解決するしかない、と改めて感じる年度始めである。
2014年3月1日土曜日
【№13】可愛いダンサーが慰問してくれました。
私ども飛鳥晴山苑には、折々に、近くの保育・幼稚園児や小学生たちが訪ねてくれる。歌を披露してくれたり、なぞなぞを一緒に楽しんだり───。子供たちのさんざめき、握手を交わす幼い手のぬくもり、好奇心いっぱいの柔らかな視線、話しかけてくる頼りなげな声、力強い歓声、それらすべてが、お年寄りたちは大好きなのだ。訪問してくれた時、私はいつもそう感じる。
この3月には(3月1日)、遠く世田谷区から小学生たちが訪ねてくれた。総勢14名。クラシック・バレーを習っている子供たちで「チュチュの会」。名前の響き通りかわいらしいチュチュをまとって、舞い、跳び、くるくると廻る。特養・ショートステイに入所中の御高齢者の視線も、つられて廻り、踊り、そして子供たちを優しく包み込む。口元がほころび、微笑みがお顔いっぱいに広がる。拍手が大きくなり、元気の素が湧き出してくる。あっという間の1時間でした。遠くからありがとう。楽しい企画をしていただいた「東京北ライオンズクラブ」と「チュチュの会」、付き添っていただいたご父母の皆様、ありがとうございました。
この3月には(3月1日)、遠く世田谷区から小学生たちが訪ねてくれた。総勢14名。クラシック・バレーを習っている子供たちで「チュチュの会」。名前の響き通りかわいらしいチュチュをまとって、舞い、跳び、くるくると廻る。特養・ショートステイに入所中の御高齢者の視線も、つられて廻り、踊り、そして子供たちを優しく包み込む。口元がほころび、微笑みがお顔いっぱいに広がる。拍手が大きくなり、元気の素が湧き出してくる。あっという間の1時間でした。遠くからありがとう。楽しい企画をしていただいた「東京北ライオンズクラブ」と「チュチュの会」、付き添っていただいたご父母の皆様、ありがとうございました。
2014年1月15日水曜日
【№12】質の高い介護現場をめざして
介護保険では特別養護老人ホームの介護・看護職員の人数は、ご利用者3人に対して、1人以上(常勤に換算して)配置しなければならないと定められている。飛鳥晴山苑の場合、定員172名だから、介護・看護職員は58名以上必要ということになるが、24年度は常勤換算にして96名配置していた。基準の1.7倍、人数にして38名も多かったことになる。
ご利用者1.8人に対して介護・看護を1名配置して運営してきたわけだが、介護職員の実感は、「いつもバタバタと、火の車」。ご利用者やご家族の想いも、「そんなに多いの?」。私自身、そう思う。ユニット型個室は独立性が高く、プライバシーが守られやすい。反面、職員同士の連携が取りにくく、業務が独立=分断されやすい。ご利用者にも職員の存在を希薄に感じさせてしまう。
この難題を解消し、安心・安全で、質の高い介護現場を作り出すために何が必要か。加えて、苑では昨年の年初より「おむつゼロ」等の自立支援を強化している。ここでも、人の手がかかる。
さて、どうする。模索の新年が始まる。
ご利用者1.8人に対して介護・看護を1名配置して運営してきたわけだが、介護職員の実感は、「いつもバタバタと、火の車」。ご利用者やご家族の想いも、「そんなに多いの?」。私自身、そう思う。ユニット型個室は独立性が高く、プライバシーが守られやすい。反面、職員同士の連携が取りにくく、業務が独立=分断されやすい。ご利用者にも職員の存在を希薄に感じさせてしまう。
この難題を解消し、安心・安全で、質の高い介護現場を作り出すために何が必要か。加えて、苑では昨年の年初より「おむつゼロ」等の自立支援を強化している。ここでも、人の手がかかる。
さて、どうする。模索の新年が始まる。
2013年11月21日木曜日
【№11】離職率10%前後は、多い?少ない?
当施設職員の離職率はこのところ約10%、介護職に限っては約8%前後で推移している。特養・ショートステイ部門に配置されている介護職員は約100名ほどだから、1年の間に10名前後の方が離職するというのは介護保険施設の平均離職率が20数パーセントといわれている現状にあっては、少ない方かもしれない。結婚・出産等が控えている若い女性が主力の介護現場であるだけに、若干の離職者は致し方ない。ただ、私としては、この数値を限りなくゼロにしたい。近年はやらない言葉となった感もある終身雇用とまではいかないにしても、10年・20年勤め続けることのできる魅力のある職場、誇りの持てる仕事にしたいと思っている。そのために必要なことは何。給与水準? 公休数? 介護職として誇りを感じることのできる専門性? 職員同士の連帯感? ご利用者・ご家族との間に醸成される信頼感? 必要にして十分な職員数? いやいや、そのすべて? うーん、難しい。でも、これらを一つ一つ実現してゆかなければ、飛鳥晴山苑の未来はない。特養としての期待される役割を果たせない。そう思うばかりで、空回りする自分にいらだちながら、窓から下瀬坂を行き来する方を眺めることの多い毎日です。
2013年10月1日火曜日
【No.10】夢の実現も遠くない?!
特養で生活すれば、どんどん元気になる。当苑ではこの4月以来、そんな夢のような介護に取り組んでいます。オムツからトイレでの排便へ、車いすから自力歩行へ、胃瘻やミキサー食から普通食へ──など等。平均要介護度4.3の方々ですから、可能な限りというただし書き付きですが、そんな自立支援に力を注いでいます。そのカギを握っているのが水分の摂取だそうで、お一人1日1500㏄以上の水分を飲み物として摂っていただくケアを実施し、運動や食物繊維を多く摂っていただくことで自然排便を促し、入所以来車いす生活だった方への歩行訓練も強化しています。その結果、わずか3~4か月の試みで、歩けなかった(歩かなかった)方が、歩行補助具を使ってご自身の意志で100mも歩けるようになったり、水分の摂取も目に見えて多くなったり、日中の覚醒状態が改善されたり。少しずつ報告される成功例に「夢の実現も遠くない」と意を強くさせられる毎日です。
2013年8月26日月曜日
【№9】私ごとで、恐縮ですが
私ごとで恐縮ですが、現在、要介護2の母は当年とって97歳。数年ほど前から、郷里の実家はそのままにして、1年のうちの半分ほどは私の住まいで、後の半年は姉の家で過ごしてもらっています。本人にしてみれば、落ち着かない、遠慮の多い毎日なのだと思いますが、そのことに不平ひとつ言わず淡々と、週5日、それぞれの近所にあるデイサービスに通うのを楽しみにしている。そんな穏やかな日々が、なんとかここ数年続いていますが、日常、細やかにかかわっている妻や姉には「あれ?」と感じることも多くなってきたようです。ありがたいことにこれまではトイレも入浴もちょっと見守りをしていれば一人で心配なくできてきましたが、時にトイレの失敗をする、それを悟られないように汚れた下着を箪笥の奥にしまってしまう、失敗したことも忘れてしまっている、何度もお風呂に入ろうする、数分おきに、日付や、曜日を聞いてくる、など等。姉と顔を合わせると、「(自宅での暮らしも)ソロソロかねえ、次のことも?」があいさつ代わり。ジワリと寂しさが募る毎日ですが、ただ飛鳥晴山苑にご入所されている方のご家族から見ると、97歳にしてこの程度の失敗や困難は、「ノー、プロブレム」。妻の献身に感謝しつつ、100歳までは何とか自宅で!と思う晩夏の夕暮れです。
2013年7月31日水曜日
【№8】染井霊園での思いがけない発見
通勤の途中、私としては「思いがけない発見」をいたしました。ある朝、いつものように通勤の徒歩ルートにしている染井霊園の中を歩きながら、何の気なしに、墓碑銘に目をやると、カタカナで「ヤングマン」と掘り込まれている古いお墓が目に飛び込んできました。「ヤングマン」⇒Y・M・C・A、?いやいや、違います。よく目を凝らすと、そのわきに英語表記で「KATE T・M・YOUNGMAN」とあります。とすれば、昔よく耳にしたあのヤングマンさん?。学生の頃、私は青森や東村山、草津、瀬戸内などハンセン病(当時の呼称は"らい病”)の療養所を何か所かお訊ねしたことがあります。その折によく耳にしたのがケート・ヤングマンさんでした。遠く明治初期にキリスト教の伝道のために来日し、新栄女学校(=のちの女子学院)で教鞭をとりながら、ハンセン病に苦しむ人たちを保護し、療養所の開設(目黒区中町に1894年に開設された慰廃園。後に多磨全生園に吸収)に力を尽くし1910年(明治43年)日本の地で亡くなった女性です。墓碑にそのことをうかがい知る記述はありませんでしたが、お名前も、没年からもその方に間違いありません(後日、念のため資料で確認しました)。毎日、墓碑をぼんやりながめながらの道すがらにひっそりと葬されていたとは。私にとっては、学生のころを思い出させてくれるうれしい発見でした。
2013年7月16日火曜日
【№7】ご家族懇談会を開きました
7月14日(土)、15日(日)の両日、特養フロアごとに分かれての、「ご家族懇談会」を開催させていただきました。ご入所者150人すべての御家族に集まっていただくというわけにはいきませんでしたが、4フロアで平均20人ほどのご家族の参加を得て、要介護度が年々重度化していること(現在平均4.3)、ISOの認証を取得したことなど、この1年、施設として力を入れてきたいくつかのことについて説明させていただき、今年度に新たに取り組もうとしている”おむつゼロ・要介護度の軽減化”等へのご理解をお願いしました。ご家族からは、「布パンツに変えて、トイレに行くようになって、本人はとても喜んでいます」「ドッグセラピーに参加した際の写真がとてもいい顔」「100歳のお誕生会に感謝」「全盲の父を訪ねると、ここにいて幸せだ、といつも答えてくれるのがうれしい」などのお言葉をたくさんいただきました。手前味噌で恐縮ですが紹介させていただきました。と同時に、「職員数が少ない中での、おむつゼロは大きな負担では?」「ナースコールの対応が遅い」「転倒には気を付けて」など、辛口のご意見も。お褒めの言葉に率直に顔をほころばせ、厳しいご意見には身を引き締める、一喜一憂の2日間とあいなりました。
2013年5月30日木曜日
【№6】元気になれる特養
特養・飛鳥晴山苑にご入所されている方の平均要介護度は、この4月現在4.3でした。5年前の開設当初は3.3ほどでしたから、この5年間で1ポイントほど重度化が進んだということになります。介護度の軽い方がお亡くなりになり、次に入ってくる方は区の方針に従って、3~5の方ばかりですので、施設全体の平均要介護度が重くなるのは必定です。他方、当苑の統計によれば入所して以降の何年間かの間に(平均在苑期間2年9ケ月)、3から4へなど重度化した方は45%、現状維持の方は40%、逆に軽度になった方は15%。加齢とともに重度化の進行は避けられないというのが”常識”でしょうが、現状維持ないしは少しなりとも元気になっている方が55%を占めているという現実は、ご入所されている方の頑張りはもちろんですが、施設の総合的な介護力の賜物かな、と幾分誇らしい気持ちにもさせてくれます。当苑で長生きすればするほど元気になる、自立度が高くなる。これからの5年間はそんな特養を目指します。よろしく、ご指導ください。
2013年5月9日木曜日
【№5】おむつゼロをめざして
すでにお知らせしていた通り、去る4月26日(金)、当苑1階の「あすかホール」にて、『おむつゼロ特養への道』と題する公開講演会が約80名の参加者を得て開かれました。当日は講師を務めていただいた先生(国際福祉医療大学大学院教授竹内孝仁教授)の、”科学的介護⇒自立支援⇒おむつゼロ⇒要介護度の改善⇒在宅復帰”への簡明で力強い理論に、参加したわが施設の介護職員はこれまで抱いていた「おむつゼロ」に対する疑問や不安が幾分解消された面持ちで、大いに勇気づけられたようでした。後日、彼らにアンケートを取ったところ、「今までとは違うケアができる」「全く違う特養に変われる」「リーダーのひとりとしてゼロに向けて積極的に働きかけてゆきたい」「ゼロに向けて少しずつ歩んでゆく」「できたらすごいこと」「初めての試みに賛成です」「劇的な変化が期待できる」「先生の口吻に断固実行するのだという気迫を感じた」「このケアを通して介護の専門性を高めたい」など前向きで、積極的な記述がほとんどでした。これは私が予想していた以上の受け止め方で、わが施設職員の介護に賭ける”純情”に改めて感銘を受けました。難しい道のりですが、ひたすら良い介護を目指したいというまっすぐな気持ちに支えれらた実践なら、必ず大きな成果を生み出せると確信いたしました
2013年3月20日水曜日
【№4】春の彼岸に
飛鳥晴山苑に近接する染井霊園の桜が、この2,3日の陽気で、花びらを開けるのに大忙しの3月19日。苑では恒例となっている「彼岸供養会」が近くの名刹「勝林寺」ご住職の取り計らいで開催されました。秋の供養会からこの半年の間に、”彼の岸辺”に旅立った方は18名。入所定員152名という規模の大きな苑にとって、その数がいつもの供養会より多いということではありませんが、18の魂の旅立ち、長い人生がいよいよ成就を迎えるその時に傍らにいる、介護という業(わざ)の深い精神性を感じさせられる1日でありました。
さて、管理責任者である私は年度末のこの時期、来年度の事業計画、予算書
さて、管理責任者である私は年度末のこの時期、来年度の事業計画、予算書
2013年1月1日火曜日
【№3】新年を迎えて
下瀬坂に面した施設長室の窓から、2013年(平成25年)元旦の柔らかな朝日が差し込んでいます。5周年を迎えた昨年の飛鳥晴山苑は、今朝の陽光のように、穏やかな1年でした。多方面から支え、尽くしていただいた関係の皆様には、改めて御礼を申し上げます。
さて、巳年。日本全体は、新しい内閣のもと、震災の復興を本格化させねばなりませんし、景気浮揚も、正念場を迎えています。破たん寸前?の介護保険制度の中にあって、わが施設の課題もたくさんあります。それらの課題の中で、これからの数年、特に力を注いでいこうと考えているのは、特養ご入所者の”自立支援”です。現在入所者の平均要介護度は4.3。ほとんどの方が重介護で、リハビリパンツや、テープ式おむつなど、何らかのおむつをしています。これを可能な限りゼロに近づけること。排尿・排便は、必ず、トイレにご案内する(人として当然のことですが、重介護の方にはこれがなかなか難しい)。汚れたおむつの交換をベッドで行わず、トイレにご案内し、そこで始末する。そうしたひと手間をかけることで、尿意・便意が次第によみがえり、歩こうとし、座ろうとし、いきもうとし、元気になろうとする。自立に向かってのプラスのスパイラルが生まれるはず。トイレの自立が、生活の自立の第一歩。飛鳥晴山苑では、2013年の新年を機に、そう思い定めて、取り組みを開始する所存です。介護職員の負担は増えますが、何とか成果をだしたいと考えていますので、ご協力をお願いいたします。
さて、巳年。日本全体は、新しい内閣のもと、震災の復興を本格化させねばなりませんし、景気浮揚も、正念場を迎えています。破たん寸前?の介護保険制度の中にあって、わが施設の課題もたくさんあります。それらの課題の中で、これからの数年、特に力を注いでいこうと考えているのは、特養ご入所者の”自立支援”です。現在入所者の平均要介護度は4.3。ほとんどの方が重介護で、リハビリパンツや、テープ式おむつなど、何らかのおむつをしています。これを可能な限りゼロに近づけること。排尿・排便は、必ず、トイレにご案内する(人として当然のことですが、重介護の方にはこれがなかなか難しい)。汚れたおむつの交換をベッドで行わず、トイレにご案内し、そこで始末する。そうしたひと手間をかけることで、尿意・便意が次第によみがえり、歩こうとし、座ろうとし、いきもうとし、元気になろうとする。自立に向かってのプラスのスパイラルが生まれるはず。トイレの自立が、生活の自立の第一歩。飛鳥晴山苑では、2013年の新年を機に、そう思い定めて、取り組みを開始する所存です。介護職員の負担は増えますが、何とか成果をだしたいと考えていますので、ご協力をお願いいたします。
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